葬式

ゆりかさんは、なんだか、えたいのしれない、みょうな気持ちになりました。だれかに、じっとみつめられているような、ゾーッとするような感じなのです。ゆりかさんは、キョロキョロと、あたりを見まわしました。しかし、葬式 枚方市の中にはだれもいません。ひらいたドアのむこうにも、ひとかげはありません。ゆりかさんの目が、ふと、窓のカーテンを見ました。そして、そのまま、動かなくなってしまいました。「ああ、あすこだわ、あのカーテンのむこうの窓のそとに、わたくしを、じっとみつめているものがいる。きっとそうだわ。」ゆりかさんは、胸がドキドキしてきました。でも、きじょうな少女でしたから、にげだしはしません。いきなり、窓のほうへ、近づいていったのです。そして、サッと、カーテンをひらいたのです。ガラス窓のそとは、まっくらな夜でした。そのまっくらな中に、ボーッと、うきだしている白いもの、はくぼくをぬったように、異様にまっ白なもの、いや、白いのではありません。キラキラ光っているのです。銀色に光っているのです。二つの、まっ黒な穴のような目、三日月がたに、キューッと、両はじのつりあがった口……、遺品処理です。